88.「北朝鮮帰国拉致家族の子供情報・1」
"地村"さんの一家
"蓮池"さんの一家
"曽我"さんの一家
その他"関連情報"
 平成16年5月22日、蓮池薫、地村保志さん両夫妻の子供5人が、両親の祖国である日本の土を踏みました。
 地村富貴恵さんの兄で、帰国後の子どもたちと何度も接している浜本雄幸さん(75)によると、22日深夜、浜本さんは帰国したばかりの地村さんの長女(22)と都内のホテルの部屋で富貴恵さんに通訳をしてもらいながら会話を交わしました。
 帰国する6日前の16日、長女が当局者から「お母さんの所に帰りなさい」と言われた長女は「帰りたくない」と拒否したが、今度は「命令だ」として、強制的に日本行きを指示されたそうです。
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 蓮池薫さんによると、子どもたちは帰国の約1週間前、北朝鮮当局者から「日本に行くことになるかもしれない」と告げられ、3日前になって正式に指示されました。
「帰りたければ帰ってきてもいいぞ」とも言われたとのこと。
「こつぜんといなくなってしまい、友達にすまなく思う」
そんな言葉も口にしているそうです。
 蓮池さん一家と地村さん一家は子供たちが帰国した22日深夜、宿泊した東京都内のホテルの部屋で、小泉首相や細田官房長官らを交え、ジュースなどを手にささやかな乾杯をしました。
 その席上、蓮池薫さん(46)の長男の克也さん(19)が素朴な疑問を口にしました。
総理と私たちが同じジュースを飲んでいいの?
 薫さんは「日本はそういう国なんだ」と答えたそうです。
 ジェンキンスさんが日本へ行くのを固辞したため、首相は同席した外務省の薮中三十二アジア大洋州局長と相談し「< font color=pink>I guarantee」(私が保証する)との文言で始まる英文の念書を急きょ作って示したそうです。
ジェンキンスさんは「米国のベーカー駐日大使は『米国の保護下に戻されたら、訴追される』と発言していることをニュースで知っている」とも語りました。
 首相側が「北朝鮮でもそんなニュースがわかるのか」と聞くと「自分は北朝鮮では特別扱いだ」と答えたそうです。
 蓮池薫さんが、胸に着けたバッジを冗談半分に「いいの着けているなあ」と冷やかすと、長男の克也さんは「新しくもらったバッジなんだ」と自慢しました。
親の自分が着けていたものよりも立派で、来日直前に渡されたそうです。
 又、友達に事情を話せないままに突然北朝鮮を去ったことを悔やんでいたようです。
尚バッジは、幹部用のものだそうです。
 帰国当日の夜ホテルで地村さんの次男は夜食に取り寄せた"焼きうどん"も食べないで、テレビゲームに夢中になっていたそうです。
北朝鮮でもテレビゲームをやっていたらしい。
 それにしても北朝鮮にもテレビゲームがあるということが私には驚きでした。
 地村夫妻は日朝首脳会談を間近に控えた今月19日、3DKの県職員住宅から6Kの一戸建て住宅に転居しました。
2階建ての新居の近くには、小浜湾が広がっています。
引っ越し作業は友人ら約10人が手伝いました。
食事時に家族5人が集う1階の台所には、テーブルと5脚のいすが並ぶ。
新しい茶わんや、地元特産の若狭塗のはしもそろえられている。
 「5人分の料理を作るのは大変だろう」と尋ねた知人に、富貴恵さんは「娘がいろいろ作ってくれるやろ」と明るい表情だったそうです。
 2階には4部屋あり、長女(22)に一室、長男(20)と二男(16)は相部屋で、知人から譲り受けた古いベッドが据え付けられています。
長女の部屋には、おしゃれのためのブラシ付きドライヤーを準備しました。
機械大学の大学生で、「向こうではフロッピーディスクを大事そうに持っていた」という長男らの部屋にパソコンを設置しました。

 今日(5/24)に東京から福井の小浜市に帰ってきた地村さん親子ですが、途中のバスの中で子どもたちが、車が多いのと道路がきれいなのに感心し、田んぼに農作業をする人がいないので、どうしていないのかと訊かれ、「機械化と農薬の使用でそんなに田んぼに出なくてもいいんだよ」と答えたら驚いていたそうです。


H16/5/23 
 蓮池さんは、長女と長男の日本名を発表しました。
それぞれ、「重代」と「克也」さんです。
既に北朝鮮で出生の時点から、密かに命名していたそうです。

 後日元プロ野球監督の「野村克也」さんが、「同じ名前なので親近感を感じる」と、我がことのように喜ぶ姿がテレビに出ていました。



H16/5/24
 蓮池薫さんが語っていましたが、子どもたちはテレビを観ていても自分達のことばかりが出てくるので、嫌がっているそうです。
 そこで韓国版「冬のソナタ」をビデオで見せてやったら、熱心に観ていたそうです。

蓮池さん夫妻が拉致されていたというのは、うすうす知っているようだとのことでした。
 子どもたちの好物の冷麺は、今夜作るそうです。



H16/5/24
 地村さんの家族は、夜は市内の新居で親戚を交えての身内だけの歓迎会を催し、すしに舌鼓を打ちました。
用意した30種類ものにぎりずし、刺し身などの和食を皿に取り分けてもらうと、うれしそうに口にしたそうです。
特に、にぎりずしは初めて見たようで、少し驚いた様子でしたが、口にほお張ると「おいしい」と笑顔で語りました。
 その夜は子どもたちは疲れたようで、早く床に就き、今朝(5/25)は8時30分頃に起きました。
ぐっすり眠れたそうです。


 5月24日の夜は子どもたちの大好きな"冷麺"を食事に出すのだと、蓮池さんがテレビで語っていましたが、奥さんが作ったその"冷麺"が子供達に好評で、お代わりもしたりして、蓮池薫さんが自分も食べようとしたらなくなっていたそうです。
H16/5/25 
 蓮池さんの家族は今日、蓮池さんが運転する自家用車で、墓参りに出かけ、その後ジーンズショップに立ち寄り、30分以上をかけて、ジャージ、スラックス、帽子、ベルトスニーカーを買いました。
長女が男性用ベルトを選んだので、店員が女性用を勧めたら、「派手だから・・・・」と言っていたそうです。

 その後電気店に立ち寄り、電気製品を購入しましたが、ましたが、子どもたちはパソコンを興味深げに眺めていました。



 地村さん夫妻の親せきによると、24日、子供3人は家に着くと服を着替え、初めて見るわが家の各部屋をチェックなど、リラックスした様子だったそうです。
特に次男(16)は、「家の近所も見て回りたい」と希望し、親せきの1人が外を見せて回りました。

 25日夜には、子どもたちは夫妻とともに富貴恵さんの実家近くの体育館で、婦人会のスポーツ活動に参加。
長女(22)はバレーボールを、長男(20)と二男はバスケットボールをしました。
参加者によると、長女は最初、はにかんでいましたが、プレー中は笑顔を見せました。
H16/5/26
 地村さん一家は、母親"と志子"さんの墓参りに出かけ、その後靴屋で、サンダルとスニーカーを5〜6足購入しました。
その後スーパーへ立ち寄って、お菓子や食料品をかご一杯買いましたが、子供達は豊富な品揃えを見て、又レジを見て 驚いていたそうです。
 おじいちゃんが子供達からのお土産を、嬉しそうに披露しましたが、高麗人参のエキスや蜂蜜などがありました。
H16/5/26
 蓮池さんが日本語が分からない子どもたちの為に、韓国版の"冬のソナタ"のビデオを見せたと前に書きましたが、子どもたちは、3日間で全20話を見終わったそうです。
一日平均6時間ぐらい観ていたことになります。
蓮池さんは、「なにしろ暇ですから」と言っていました。
 尚北朝鮮では、韓国のテレビドラマを観る機会はないそうです。
H16/05/27
 地村さんのお父さん(保さん)が語ったところによりますと、夕べ(5/26)2階の子供部屋へ上がって行こうとしたら、子どもたちが手を引いて誘導してくれたそうです。
子供達はテレビでアメリカ映画を観ていたそうで、足を投げ出したり、寝そべったりで、すっかりくつろいでいたそうです。
 夕べやっていたアメリカ映画は、東京ではTBSの「ユニバーサル・ソールジャー」ですが、福井の方では何だったんでしょうか?
 帰郷後の子どもたちは、地村さんらが日本語名で呼ぶと返事をするようになりました。
あいさつも日本語でするよう努め、長女(22)は、漫画を見て翻訳しているそうです。
蓮池薫さんの子どもとは電話で連絡し合い、27日夜も長女同士が電話していました。
 
 永住帰国は「口に出すと「エーッ」という顔をする」といい、「残ろうと考えているのか、一時帰国のつもりか聞くのは怖い」、「子どもは北朝鮮の思想、体制を悪く思っていない。
壁がある」と話しました。
 長女(22)は帰郷後、毎日パソコンに向かい、平仮名の練習。
北朝鮮でも簡単な読み書きはできたが、パソコンのローマ字変換に慣れようと懸命な姿勢を見せてます。

 妻富貴恵さんの兄浜本雄幸さんが、長男と次男に「野球をやるか」と話したところ、「野球はアメリカのものだからやらない」と断られたそうです。
H16/5/28
 夕べは蓮池さんの家庭では、奥さんと長女とで夕食の支度をし、長男と次男は近所のスーパーへ買出しに出かけました。
子供達は日本での生活にどんどん溶け込んでいるようです。
 しかし薫さんは、「日本に帰ってきてよかった。ずっと日本にいるよ」と子供達が語る段階では未だない。
「日本に残るか、北朝鮮へ帰るかは、本人が決めればよい。
日本はそういうことは自分で決められる国である」と語っていました。
H16/5/29
 蓮池透さんによると、帰国直後の2人に「ソウルに行きたいか」と尋ねた際は拒絶反応を示したが、韓国のテレビドラマ「冬のソナタ」を見てからは「行ってみたい」と興味を示すようにりました。
 インターネットを覚え、韓国語のサイトで観光案内などを見ているそうです。
 長女の重代さんの英語の発音は美しく、透さんが「(英語、朝鮮語、日本語の)3カ国語が話せれば日本で十分やっていける」話しましたが、重代さんは「ほかの技術は必要ないのか」と不思議そうに聞き返しました。
 透さんによると、語学はできて当たり前と思っていたらしいです。

 蓮池さんのお母さんのハツイさんが、いただきものの口紅やマニキュアを長女に渡したところ、さすが女性ですね、直ぐに口紅をさしていたそうです。
H16/05/31
 地村保志さん夫妻は本日、3人の子どもたちの住民登録を済ませ、名前を公表しました。
 長女(22)は「恵未」、長男(20)が「保彦」、次男(16)は「清志」と名付けたそうです。
 夫妻は帰国直後の2002年20月、婚姻届とともに子供たちの出生届も日本名で提出しており、日本国籍は取得済みでした。
市は出生届に書かれた北朝鮮の住所で子供たちの戸籍票を作成していたため、転入届は住民基本台帳法により通常の海外からの転入として受理されました。
H16/6/1
 叔父の蓮池透さんによれば、子どもたちには電化製品やインターネットをなんのためらいもなく受け入れる柔軟性があり、初めは韓国の"ソウル"に対しては拒絶反応があったが、ハングルでインターネットを始めてからは、"ソウル"にも行ってみたいと言っているそうです。
H16/6/3 
 地村保志さんの父、保さんは3日の記者会見で、帰国した3人の子供たちが北朝鮮のバッジを着けずに生活していることを明らかにしました。
子供たちは帰国直後はバッジを着けていましたが、保志さんや富貴恵さんから指示されることもなく、自然と外すようになったそうです。
 バッジは、帰国時に着ていた上着に付けっぱなしになっているという情報もあります。

 尚週刊誌情報によると、地村家の次男の清志君が帰国直後のホテルで、"焼きうどん"そっちのけで熱中していたテレビゲームは、「任天堂64のサッカーゲーム」だったそうです。
H16/6/4
 今日は地村保志さんの49回目の誕生日。
今朝起きたら子供達から日本語で、「おめでとう」と言われたそうです。
 "週刊新潮"で、次男がタバコを喫っていると書かれた地村さん夫妻は大変オカンムリで、「全くの事実無根で、純粋な未成年のイメージを故意的に濁らされた」として、事情説明や謝罪、記事の訂正などを求めています。

 北朝鮮は5歳児の"幼稚園"から義務教育が始まり、6歳で4年間の"人民学校"、10歳で6年間の"高等中学校"、16歳で義務教育を終えますが、その時点で成人とみなされ、"大学"へ進まなければ、10〜13年間の"軍隊生活"に入らなければならないそうです。
 従って北朝鮮では、16歳位でタバコを喫う子供も珍しくないそうですが、タバコというのは一度喫い始めたら簡単に止められるものではないし、少なくとも彼は日本に来てからは一度も喫っていないわけだし、もし喫っていれば、2人の姉兄が当然そのことを知っていて、両親が問い質せば素直に答えるでしょうから、週刊誌情報は怪しいと思います。
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H16/6/7
 地村保志さん夫妻は4日、「週刊新潮」の6月10日号に掲載された次男清志さんに関する記事についての夫妻の抗議文に対する編集部の回答書を公表しました。

 これに対して「週刊新潮」の回答書は、「記事の意図は、生活習慣の違いに基づく、異文化への適応の難しさを伝えること」と説明して、対決を避けています。

  又「地村家次男の喫煙に困惑する警察」の題で、帰国した次男が喫煙をしていた趣旨の内容が警察庁関係者の話しとして掲載された件で、警察庁は7日、「記事にあるような事実は全くない、内容は警察の信頼を著しく損ねるものである」として、週刊新潮編集部に記事の訂正を求める抗議文を4日に出していたことを明らかにしました。
地村さんと蓮池薫さんは6月11日、それぞれ地元で記者会見し、帰国から3週間になる子供の近況を語りました。
 地村さんによると、長女恵未さんは簡単な日本語の会話が可能になり、長男保彦さんはひらがなの読み書きができるが、二男清志さんには「あいうえお」から教えているそうです。
 地村さんは「午前中はなるべく日本語の勉強をさせている。
長女は自分で勉強しているが、長男と二男は「勉強しろ」と言わないとなかなかしない」と語りました。
 永住に関しては「子供たちはまだ「えー」という表情。
でも日本で生活するため、自分なりに努力しているようなので安心している」と話しました。
 一方、蓮池さんは長女重代さん、長男克也さんについて「前向きに今後のこと、日本でどうやっていくかを考え始めたことが大きな変化」と述べました。
 重代さんは北朝鮮で学んだ英語がどのくらい通用するか、理工系を専攻した克也さんは日本の工業のレベルについて興味を持っているそうです。
蓮池さんは「若い世代がどういう道を進んだらいいか、私には分からない。若い友だちと交際し最終的に自分で判断してほしい」と語りました。
H16/6/17
 蓮池さんの記者会見がありました。
昨夜家族でお祭りに出かけました。
子どもたちはお祭りにビックリしていましたが、"金魚すくい"などを楽しみ、1匹を吊り上げたそうです。 
 周囲の人たちから励ましの言葉をかけられると、2人は笑顔で応えましたが、自動販売機、値段を自動で計算する店のレジなど、当初は驚きの連続だったようです。。 
 蓮池さんは「北朝鮮は公式行事の祭りはあるが、みんなが集まって楽しくわいわいやるものはないので、相当興味を持ったようだ」と子供2人の様子を話しました。
 次男はサッカーに興味を持っており、Jリーグの試合をテレビでよく観ているそうです。