レーザー開発研究所12
まず冷却水のホースを外します。
この冷却ホースはなんの為に付いているかというと、レーザービームは金属を蒸発させてしまう程の熱量を持っています。
それだけの熱量を受けて反射させるとなるといくらベントミラーといえどもヒトタマリもありません!
容赦無く溶け出してしまいます!
その熱を逃がす為にベントミラーの裏にクーリングチャンバーっと、ゆ〜物を密着させておき、そこに冷たい水を猛烈な勢いで流し熱を吸い取って行く仕組みになっています。
次に、ベントミラーの取り付けボルトを緩めます。
ボルトを抜いちゃダメですよ! 緩めるだけですよ!
じゃないと、ボルトが抜けた瞬間に30万円もするベントミラーを落としてしまって、傷が入ってしまいます。
そ〜なると、そのベントミラーはも〜使えません!
メーカーに研磨再生してもらうしか残された道はありません!
ベントミラーのブラケットには、取り付けボルトとに、合わせ穴の長穴が空けてありますので、矢印の方向に回すと外れる様になっています。
上の作業で左に回したら、ベントミラーをゆっくり引き抜きます。
慌てるとなかなか抜けません、ここは慎重に慎重に行きましょう、 もし勢い余って落としでもしたら目も当てられません!
30万の鏡が、しまえっしまいます!
取り出したベントミラーのアッシーをバラします。
裏蓋のボルトを六角レンチで抜きます。