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2003年からの続き
年が明けてしまった。しかし、まだ、ジュリアは帰ってきていないのだ。板金はリョウヘイ君のおかげで終わっている。それも簡単な道のりでは無かった。
一番苦労したリアランプの枠は結局アウトパルコさんが中古で出してくれた。それも自分の段付きに付いているのを中古ということで安く譲ってくれた。SCUDERIA105という私も仲間に入れてもらっているジュリアのクラブ関連で聞いてもらったりして、色々と相談に乗ってくれる人もいてうれしかった。
リアランプの枠が出るのに時間がかかったという事もあったけど、リョウヘイ君の工場移転と時期が重なってしまい、急ぎの仕事が多く入ったという事でも多少は遅れてしまったらしい。でも、リョウヘイ君の日記に、旧工場で最後に塗った記念の車って書いてもらって、何となく感慨深かった。
板金は11月に終了して、QEDのスズキさん自らリョウヘイ君の工場に私の車を取りに行ってくれた。そこで問題が発覚した。今までだましだましという感じで使ってきたフロントブレーキが引きずっていて、このままでは車検はおろか、とても乗れない状態らしい。またしても床ずれだ。
詳しく調べてもらうと、ピストンのメッキが剥げてきて、ピストンの動きが悪くなっているらしい。ジュリアの中でも初期型のGTは後期型のATEと違ってDUNLOP製の珍しい型のブレーキが付いている。リアは以前後期型に交換しているもののフロントはまだやっていなかったのだ。フロントもATEにしたいところだが、アルファ専門店ではない主治医のところでは、簡単にはいかない。
じゃあいっそのことと魔がさして?UMIHIRAというところが輸入しているwilwood製のボルトオンブレーキキットを付けてみようという気になった。コスト的にはキャリパーやらディスクやらのキットで定価17.8万円である。ちょっと値引き交渉をすると良心的に対応してくれた。ところが、いざスズキさんに取り付けてもらおうとしたら、全く合わない。そうだ、すっかり忘れていたけど、同じ段付きでもDUNLOPのブレーキが付いている私の車はキャリパーやらディスクの取り付け部からAT Eの車とは違っていたんだ。UMIHIRAさんではちょっと車体のナックル側を削るだけで付くというけど、スズキさんは後でオリジナルに戻らなくなるし、ジュリアにはオーバースペックなブレーキだから止めた方が良いというアドバイスをくれた。ちょっと悩んだけど、ここは主治医の考えに従うことにした。これからも末永く面倒をみてもらいたいし。
というわけで、すんごく魅力的だったブレーキキットは返品し、ピストンを輸入する事にした。そんな特殊な部品は国内はおろか、国外でも普通のパーツ屋では扱っていない。そこで、いつもブレーキパーツを取っているイギリスのALFA STOPというアルファロメオのブレーキを専門にやっているショップにメールを再三出したがと全く返事がない。メールがだめなら電話と思って国際電話をしたけど通じない。そうこうしているうちに1月も半ばになってしまったため、ピストンの再メッキはどうでしょうか?とスズキさんに相談してみた。まあやってみましょうって事になったけど、メッキ屋さんでも難しいと言われてしまったそうで、スズキさんは形が似ているキャリパーを探すという手段に出た。実はDUNLOPはイギリスのメーカーなので、インチ規格でロータスと取り付けボルトのピッチなんかが一緒らしい。ところが、アルファの方がディスク径が大きくて後一歩で付かない。同じ14インチでもディスクが大きいっていうのはアルファの方が断然重いからなんでしょうか。
それじゃあ、ってんで、2月になっているし、ALFA STOPも事態が変わっているかもと思い、また国際電話をしてみた。するとあっさり繋がって、その日のうちにピストン、OHキット、マスターシリンダーを発送してもらった。店の主人曰く、「数週間留守にしていたんだけど、メールが1300通くらいたまっちゃったから処理していないんだ」って。なんていい加減な!でも、従業員なんていなくて、オヤヂが一人でやっている会社っぽいんだよね。昔っからインボイスとか青いペンで手書きだし。「イギリスのパーツ屋なんて、超有名所でも外から見たら農家にしか見えなくて、敷地におっかなびっくり入っていったら、エランのドンガラがあってやっと安心した事がある」ってスズキさんも言ってました。イギリス恐るべし!!
で、一番上の写真の通り、パーツは無事に届いた。連絡が取れてしまえばあっという間だった。魔がささなければ、パーツ屋の長期休暇前に連絡が取れて去年中に直っていたのかも..
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